会社を継ぐ直前の話
こんにちはぽちあきです。
課題もとりあえず落ち着き、次やるやつを吟味してるところです。
何でもいいからやるべきだっていう人もいるかも知れませんが、順番も大事なんですよ。
サンダース出したら相手がイワークだった時の絶望とか。
こう、なんか尺とか、盛り上がりとか。
大人の事情も少しは考慮した方がいい時もあると思うんです。
何の話でしたっけ?まあいいか。
というわけで今日は課題の話がないので、僕が社長になる直前の話をします。
前のブログでも書きましたが、僕は父の会社に入ってすぐに父が死んだんですね。
まあすぐと言っても事が発覚して死んじゃうまでは1、2年くらいはありましたが。
ある日ふと事務所を出た父が夕方頃戻ってきたら苦笑いしながら言うんです。
「実は癌で明日から即入院になっちゃったよまいったなぁ」って。
いやいやいやって。目が点になるってやつを体験しました。
多分メガネを取ったときののび太くんみたいになってたと思います僕。
会社には僕の他にもう一人先輩が働いてたんですけど先輩も目が点でした。
もうそこから全てが無茶苦茶になりました。
だってそれまで与えられてた仕事がどこからどういう風にきてるのかもわからないし、どうやって請求してお金になってるのかもわからない。
それまではワンマン社長である父がこの図面描いてって言ってそれを描いて。
終わったらじゃあ次これ描いてって描くみたいな。
言われたことだけやる感じでした。
電話も何もかんも全部父です。
そんな父が即入院です。
今日から君がウルトラマンみたいな感じでした。まじM78星雲。
電話が鳴ってとりますが先方が何言ってるかわかりません。
「この前お願いした図面まだ来ないんだけど」わかりません。
○月✖️日の総会の件ですが、、わかりません。
給与支払いの件、消費税納付の件、よくわかりません。
フーゴって結局ブチャラティ達から離れたあとどうなったの?わかりません。
もうなんか何していいかも何するのかもわからないし、全て嫌になりました。
逃げちゃおうかなと考えました。
でもそんなことしてるうちに父の手術日は決定するし、先輩は頑張って図面描いてるし、これ僕だけ逃げるのはやばいなって。
というかもう逃げれない感じでした。
父の会社潰れたら実家もやばいことになるし、先輩もどうなるんだとか。
逃げれないとわかった瞬間 、ああ、じゃあやるしかないのかみたいな感じになったの覚えてます。
そこからは一つ一つやることにしました。
父に給与の支払いってどうやってるの?って聞いて。
先方に「あの、図面を描きたいんですがどの手順で納品していけばいいんですか?」とか聞いて。
税理士さんに消費税の納付ってどうするんですかとか聞いて。
聞いて聞いて聞きまくりました。
すると意外と皆親身になってくれるんです。
なんか今まで朝9時に会社行って18時まで仕事して1ヶ月したらお金もらえるぐらいにしか考えてなかったんですが。
僕の描いた図面見て家建てる人がいて、その人の会社が家のオーナーさんからお金もらってそのお金が僕の会社に振り込まれて僕の口座に振り込まれるみたいな。
当たり前ですがお金ってただ働いてて湧き出てくるもんじゃないんだなとか気づきました。
それからはもらったお金の価値とか考えるようになりました。
これは本当に僕がやった労力に見合った金額なのかとか、あの図面の価値はこのぐらいなのかとか。
色んなものに対しての価値を金額で考えられる様になったと思います。
何でもかんでもお金で判断するのもあれなんで、あくまで判断材料の一つですが。
こんな偉そうなこと言ってますが元々は逃げられなかっただけなんです。
目の前にキラーマシーン3体いましたけど何故か「逃げる」のコマンドなかったですからね。
人間逃げられないと開き直るしかないんですね。
この時の経験が後になっても役に立ってます。
僕って自分に対して激甘なんで、最近はできるだけ周りの環境を逃げられないような環境にするよう工夫してみたりしてます。
まあ全てが受け身で生きてきました結果何故かこんなことになってる次第です。
よくわからないでかくてグロいのに乗れって言われてよくわからないでかくてグロいのと戦えって言われたシンジくんのもう嫌だみたいな気持ち超わかる。
終わり。