あきっぽブログ

飽きっぽいけど通信大学卒業を目指す。

建築の仕事に就いたきっかけ

こんにちはぽちあきです。

今日は僕の仕事のこととかを話します。

僕は建築施工図という建築図面を作成する仕事をしているのですが、過去に建築に携わった経験が無く全くの無知の状態で始めました。

その前は人材派遣の営業マンの仕事をしていました。
超怖い上司たちに厳しくされて飛んで逃げたんですね。
気づいたら大宮あたりのネットカフェで21時間ぐらい爆睡してました。
人間てこんなに寝れるんだとか思って感動してましたね。そのあとバイクで気ままに旅に出たりして最高でした。
あの時ほど開放された感は今まで味わってないですね。まあただ会社が辛くて逃げてきただけなんですけど。

平日も休日も関係なく家でダラダラしてるだけの日々が続きました。
悟空が亀仙人の家でセルの暴れてるニュース見ながらポテチ食ってる感じですよね。
「おら家でだらだらすんのワクワクすっぞ!」みたいな感じです。

そんなこんなで半年ぐらいぶらぶらしてたら、見かねた父につれられて父の会社でバイトするようになりました。それが今の建築施工図作成会社です。
建築施工図って何?て人多いと思うんですが、何となくでいうとそこいらにある建物を建てる前の、その建物を輪切りにしたような図面のことです。パイナップル切る時みたいな。
現場監督さんがその図面見てマンションやら学校やら建ててくんですね。
自分の描いた図面の建物が建つのに感動したのと、CADの図面作成がとても楽しくてですね。
ああこれもうこれで食っていけりゃいいやとか思ってました。
手に職系だし上司のマッサージ2時間とかする事もないし麻雀で上司にロンしたら頭引っぱたかれる事もないし。
前の会社でまだ働いてたら鬱になってたんじゃないかな多分。

そんなこんなでこれからは自分のやりたい仕事で生きてくんだやったーって思ってたら父が死んじゃいました。
まだ建築CAD覚え始めたばかりなんだけどとか思ってたらもう会社持つことになってしまってもう何が何だかわからなくなってしまってました。

でも父の会社で働いてる人もいたし、父の会社から仕事もらって生活してる人もいたしで会社潰すわけにはいかないんですよね。
それからは全てのことが初めてなことばかりで訳がわからないながらもやるしかなくて得意先からは怒鳴られるわ社内の人たちにもキレられたり給与のお金が支払えなかったりまあやばかったです。炭治郎の修行の中にもこんなん出てこなかったわって。
全集中の呼吸でとりあえず会社2年持たせるとか、とりあえず会社で働いてくれてる人たちのことだけはなんとかしなきゃとか、とりあえず父と仲良くしてくれてたお得意さんのためにとか、目先のなんとかを一つ一つと思ってここまでやってきました。

超絶きつかったですけど逃げ道無いとやるしかなくて、なんかやってるとそのうち慣れてくるというかなんというか。この時の経験がかなり役に立った感じはします。

結局何が言いたいかっていうと、人間は逃げ道の無い状況で急激に成長するということです。
炭治郎の苦労と比べたら僕なんて鼻くそみたいなもんみたいなもんですが、いつか柱になっていっしょに鬼舞辻無惨と戦いたいと思います。全集中。

終わり。

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